遺された人を考え、お参りを想像してみる

2018年11月29日

失敗しない現代のお墓選び【第三回】

 今回は、お墓選びのポイントとして「墓所」と「墓地」に分けて紹介します。墓所とは、一つのお墓を言います。一方、墓地はお墓がある霊園や寺院墓地の全体を言います。それぞれどのようなポイントがあるのでしょうか。

 前回紹介した「永代供養墓」「樹木葬」の場合、ポイントは大きく3つ。1つは維持費の有無です。夫婦用の永代供養墓であれば、2人とも埋葬された後に管理費などの維持費が必要なのか? 必要なら生前にまとめ払いが可能なのか? もしも、自分たち夫婦の死後、お墓を維持するために管理費を払い続けるのであれば、子供に負担をかけてしまいます。

 2つめは、追加費用です。合祀や永代供養に別途費用がかかるのか? 前述の例でいえば、夫婦が共に埋葬された後に、永代供養料を子供が払うことになります。

 3つめは、入檀の有無です。お寺が運営している寺院墓地の場合、永代供養墓の申し込みと同時に、檀家になることがあります。その場合、葬儀や戒名にどのような決まりがあるのかを確認しましょう。檀家という名称は使わないものの、利用者に対して制約がある場合もあります。申し込みの際に書面で確認することが大切です。

 次に、墓地選びについて検討します。この場合のポイントはずばり「お墓参りを想像してみる」ということです。たとえ素敵なデザインの永代供養墓や、理想通りの樹木葬を申し込んだとしても、そのお墓がある環境が適正でなければ意味がありません。なぜなら、お墓は、ただ遺骨を納めるものではなく、お墓参りをするためのものだからです。

 頻繁にお墓参りに行くことを予定しているのであれば、アクセスも重視しなければいけません。お墓参りが年に1回くらいなら、少し遠くても自然環境のいいところが良いかもしれません。いずれにしても、墓地を訪れ、お墓の前に立ち、花を手向け、線香をあげて、手を合わせて、故人に話しかける。そうした一連を想像して、理想的な場所と思った所こそが自分たちの求めるお墓なのだと思います。

 例えば、前回紹介した「ふれあいパーク」は人気のガーデニング霊園で、花や緑に囲まれた環境は訪れる人々に癒やしの空間を提供しています。家族でお墓を検討する際、価格や仕組みも大切ですが、何より遺された人たちがどんな環境でお墓参りができるのか、というポイントを重視することで、後悔のないお墓を手にすることができるのではないでしょうか。

(株式会社いせや)



いせや株式会社

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